フォグランプ(前部霧灯)の車検基準は、国土交通省の「細目告示 第199条」で決められています。ポイントは色・個数・取り付け位置・点灯のしかたの4つです。まずは結論の早見表から確認しましょう。
フォグランプの車検基準(細目告示 第199条)
📘 一次ソース(国土交通省)
【結論】車検に通るLEDフォグならこの2択
→ HID屋 Vシリーズ 2色切替(白・黄とも車検対応・¥9,860)
→ 日本ライティング 2色切替 DUF00(2年保証・¥24,360)
フォグランプの色のルール|黄色・2色切替・3色切替は?
色は「白色または淡黄色で、そのすべてが同一」と決められています(第199条第1項第2号)。左右で色が違うのはNGです。
✅ 車検に通る色
- 白色
- ホワイト(6000〜6500K前後の製品が多い)
- 淡黄色
- イエローフォグ(3000K前後の製品が多い)
- 2色切替
- 白と黄を切り替えるタイプもOK。左右が同じ色で光ることが条件
❌ 車検に通らない色
- 青・紫・ピンク
- 白色でも淡黄色でもない
- 濃い色・緑がかった色
- レモンイエロー・ライムイエロー・グリーンなどは「淡黄色」と判定されないおそれ
- 3色以上の切替
- 白・黄以外の色は公道では使えない。車検時は白か黄にしておく
ケルビン数(K)の数値基準はありません。判断は「白色」「淡黄色」に見えるかどうかなので、青みの強い高ケルビンの製品は避けましょう。
フォグランプの個数・点灯のルール
個数
- ルール
- 同時に3個以上点灯しないように取り付ける(第3項第1号)
- つまり
- 純正フォグ2個に加えて後付けフォグを同時に点ける、はNG
スモール連動
- ルール
- 車幅灯・尾灯・番号灯などが消えているときは点灯できない構造(第3項第9号)
- つまり
- スモールを点けずにフォグだけ点く配線はNG
その他
- 点滅
- 点滅しないこと(第3項第10号)
- 表示
- 点灯中を運転席に表示する装置が必要(第3項第6号)
- ヘッドライト
- ヘッドライトの点灯状態にかかわらず点灯・消灯できること(第3項第8号)
フォグランプの取り付け位置のルール
高さ
- 上縁
- 地上800mm以下、かつすれ違い用前照灯(ロービーム)の上縁より下
- 下縁
- 地上250mm以上
- 例外
- 乗車定員10人以上の車や3.5t超のトラックなどは上縁1,200mm以下
横の位置
- ルール
- 照明部の最外縁が、車の最外側から400mm以内
- つまり
- 車体の中央寄りに付けすぎるとNG
純正のフォグランプをバルブ交換するだけなら、位置の基準は純正のまま満たしています。後付けでフォグを追加するときに、高さと横の位置を測って取り付けましょう。
フォグランプが車検に落ちるよくあるパターン
- 色がNG:青白すぎる、濃い黄色・緑がかった色、左右で色が違う
- 片側が点かない:球切れ・接触不良。LEDは片側だけ故障することもあるので点灯確認を
- 光が散っている:照射光線が他の交通を妨げないこと(第1項第1号)。ぎらついた光になるバルブは要注意
- 3個以上同時に点く:後付けのフォグやライトバーを純正フォグと同時に点けている
- スモールと連動していない:後付けで独立したスイッチにしている
車検対応のLEDフォグおすすめ4選
純正フォグのバルブ交換で使える、車検対応をうたう製品から選びました。スペックは各社公式サイトの掲載値です。
1位:HID屋 LEDフォグランプ Vシリーズ 2色切替
🏆 白・黄とも車検対応
天候に合わせて色を切り替え
1本のバルブで白と黄色を切り替えられる2色切替フォグです。車検対応はホワイトとイエローで、レモンイエロー・ライムイエロー・エメラルドグリーンの組み合わせは車検NGまたは非対応とメーカーが案内しています。検査のときはホワイトかイエローにしておきましょう。
- メリット
- 白・黄とも車検対応
- 1本で色を切り替え
- 白8,300lm/黄8,700lm
- 2年保証
- デメリット
- 国産車用(輸入車は専用モデル)
- 一部の色の組み合わせは車検NG
2位:日本ライティング 2色切り替えLEDフォグランプ(DUF00)
🥈 メーカーが車検適合を明記
設計から製造まで国内
メーカーが「車検適合」と明記している国内製造の2色切替フォグです。カプラーに差し込むだけの配線加工不要タイプで、純正のフォグスイッチで白と黄を切り替えられます。
- メリット
- メーカーが車検適合を明記
- 設計から製造まで国内
- カプラーオン・メモリー機能付き
- 2年保証
- デメリット
- 24,360円と高め
- 防水等級はメーカー記載なし
3位:HID屋 LEDフォグランプ Qシリーズ プラチナ イエロー
黄色のフォグに決めている人向けの、HID屋でいちばん明るいフォグです。色は車検対応のイエロー(3000K)。消費電力が大きいため、H16の車は純正ヒューズ(7.5A)が切れることがあり、メーカーはリレーでの取り付けをすすめています。
- メリット
- HID屋のフォグでいちばん明るい
- 車検対応のイエロー3000K
- 2年保証
- デメリット
- 黄色の単色
- H16車はリレー推奨・輸入車は不可
4位:IPF LED デュアルカラー フォグランプバルブ Fシリーズ
自動車用ランプの老舗IPFの2色切替フォグで、3年保証付きです。黄色は2400Kと一般的なイエローフォグより濃い色なので、車検で淡黄色と判定されるか不安な場合は、検査時にホワイトにしておくと安心です。
- メリット
- 老舗ランプメーカーの製品
- 3年保証
- 付けたまま配光を調整できる
- デメリット
- 29,920円と高い
- 黄色が濃いめ(2400K)
※スペック・価格は各社公式サイトの掲載値(2026年9月時点)。
【Q&A】フォグランプの車検でよくある質問
- フォグランプは何個まで付けられますか?
取り付け個数の上限ではなく「同時に3個以上点灯しないこと」が基準です(細目告示第199条第3項第1号)。同時に点くのは2個までにしましょう。
- 黄色いフォグランプは車検に通りますか?
通ります。色は「白色または淡黄色で、すべて同じ色」と決められています。ただしレモンイエローやライムイエローなど濃すぎる色は、淡黄色と判定されないおそれがあります。
- 色を切り替えられるフォグは車検に通りますか?
白と黄色の2色切替なら、左右が同じ色で光れば通ります。3色以上に切り替えられる製品は、白と黄色以外の色は公道で使えないので、車検時は白か黄にしておきましょう。
- 紫や青のフォグランプはダメですか?
ダメです。白色でも淡黄色でもないため、車検に通りません。
- フォグランプの高さの基準は?
照明部の上縁が地上800mm以下(ロービームの上縁より下)、下縁が250mm以上です。乗車定員10人以上の車や3.5t超の貨物車などは、上縁1,200mm以下です。
- フォグだけを点けて走ってもいいですか?
車幅灯(スモール)などが消えているときにフォグが点く構造は基準に合いません(第199条第3項第9号)。フォグはスモールと一緒に点く状態で使います。
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まとめ
- 色:白色または淡黄色で、すべて同じ色(2色切替もOK)
- 個数:同時に3個以上点灯しない
- 位置:上縁800mm以下・下縁250mm以上・外側から400mm以内
- 点灯:スモール消灯時は点かない構造・点滅しない
- おすすめ:HID屋 Vシリーズ 2色切替(白・黄とも車検対応)/日本ライティング DUF00(車検適合を明記)

