タントL375S・L385S(H19.12〜H25.9)とLA600S・LA610S(H25.10〜R1.6)のヘッドライトは、ハロゲン仕様・純正HID仕様・純正LED仕様でバルブが違います。HID屋の車種別適合表では、ハロゲン仕様車はH4(Hi/Lo一体)が「○」で、H4用LEDに替えればロービームとハイビームが同時にLEDになります。L375Sの純正HID仕様車もロービームD4Rが「○」で、純正バラストに挿すD4R用LEDで交換できます。
交換できないのはLA600Sの純正LED仕様車のロービームだけで、その場合もハイビーム(HB3)は「○」です。この記事では、HID屋と日本ライティングの適合表をもとに世代・仕様ごとのバルブ形状を整理し、おすすめのLEDと交換方法をまとめました。
【結論】タントL375S・LA600Sは仕様でこう選ぶ
→ HID屋 Mシリーズ H4(片側49,600cd※・¥10,780)
→ HID屋 Dシリーズ(純正バラストに挿すだけ・¥10,680)
→ HID屋 Mシリーズ(HB3/HB4兼用・¥10,780)
※明るさはシリーズ内の1種類のバルブでのメーカー測定値
▼ おすすめ4選へタントL375S・LA600Sの仕様別バルブ形状【適合早見表】
L375S/L385S(H19.12〜H25.9)
- ロービーム
- ハロゲン仕様:H4 Hi/Lo ○(1本でロー・ハイ両方)
HID仕様:D4R ○(純正バラストに挿すLEDで交換可) - ハイビーム
- ハロゲン仕様:H4に含まれる
HID仕様:HB3 ○ - フォグ
- H8
(HID屋の表は商品リンクなし=要確認/日本ライティングはハロゲン車で●)
LA600S/LA610S(H25.10〜R1.6)
- ロービーム
- ハロゲン仕様:H4 Hi/Lo ○(1本でロー・ハイ両方)
LED仕様:純正LED(交換対象外) - ハイビーム
- ハロゲン仕様:H4に含まれる
LED仕様:HB3 ○ - フォグ
- H16(LED仕様の一部は純正LEDフォグ)
(HID屋の表は商品リンクなし=要確認/日本ライティングはハロゲン車で●)
出典:HID屋 車種別適合表(タント)/日本ライティング 適合情報(タント)。「○」は適合製品があるもの。同じ年式でもグレードで仕様が違うので、購入前にバルブの刻印で確認してください。
H4はロービームとハイビームの発光部を1本に持つバルブです。「ハイビームはH4、ロービームは✕(ハロゲン一体)」という書き方を見かけますが誤りで、HID屋の適合表ではH4はロービーム欄で「○」、ハイビーム欄は「ー」(H4に含まれるため別のバルブが無い)になっています。
日本ライティングの適合表では、L375S・LA600Sのハロゲン車でヘッドライトH4の「LED」が「●」、「HID」が「×」です。この「×」は同社にその組み合わせの製品が無いという意味で、LED化できないという意味ではありません。同社の表にはHID仕様車・LED仕様車の行が無いため、それらの仕様はHID屋の表を基準にしてください。
フォグはL375SがH8、LA600SがH16です。HID屋の表ではフォグ欄に商品リンクがなく、L375S後期(H22.9〜)のハロゲン車はフォグ欄が「-」になっています。一方、日本ライティングの表ではL375S(H19.12〜)のハロゲン車がH8「●」、LA600Sのハロゲン車がH16「●」です。LA600SのLED仕様車は、グレードによってフォグがH16のものと純正LEDのものがあります。
▶ 自分のタントの世代と仕様を見分ける方法(タップで開く)
- 車検証の型式を見る。L375S・L385SならH19.12〜H25.9の世代、LA600S・LA610SならH25.10〜R1.6の世代
- ヘッドライト裏の防水カバーを外し、バルブ根元の刻印を見る。「H4」ならハロゲン仕様
- バラストとコネクターが見え、点灯直後に数秒かけて明るくなる場合は純正HID(D4R)。L375Sのみ
- ロービーム側にバルブの差し込み口がなく、ユニットに配線が直接つながっていれば純正LED(LA600Sのみ)。ハイビーム側の刻印が「HB3」「9005」か確認
- フォグはバンパー側からバルブを抜き、「H8」「H16」の刻印を確認する
タントL375S・LA600Sにおすすめのヘッドライト用LED4選
1位:HID屋 LEDヘッドライト Mシリーズ Premium(H4 Hi/Lo)
🏆 ハロゲン車のヘッドライトはこれ
H4 1本でロー・ハイ両方が明るく
HID屋の適合表で、L375S・LA600Sどちらのハロゲン仕様車もH4が「○」です。H4用なので、1本でロービームとハイビームの両方がLEDになります。公式ストアの評価は★4.85(559件)。冷却ファン付きのぶん後ろが長いので、防水カバーが閉まるかを取り付け前に確認しましょう。H4用LEDの比較はH4 LEDバルブおすすめでもまとめています。
- メリット
- H4 1本でロー・ハイ両方をLED化
- 明るさと価格のバランスがよい
- 12V・24V対応・2年保証
- デメリット
- ファンの分、後ろが長い
- 消費電力は55W
2位:HID屋 LEDヘッドライト SE(スペシャルエディション)H4
💰 安く・静かに替えたいなら
ファンレスで¥5,980、電球色も選べる
冷却ファンのないファンレスで、後ろが短く作動音もありません。軽自動車でヘッドライト裏のスペースが気になる方や、費用を抑えたい方に向いています。ホワイト(6500K)のほかに電球色も選べます。
- メリット
- ¥5,980と安い
- ファンレスで静か・後ろが短い
- 電球色も選べる
- デメリット
- 明るさはMシリーズより控えめ
3位:HID屋 LEDヘッドライト Dシリーズ(L375S 純正HID車のD4R)
L375Sの純正HID仕様車(ロービームD4R)向けです。純正バラストに挿すだけでロービームをLED化でき、点灯直後から明るくなります。製品ページのバルブ形式適応車種一覧にもタントが載っています。2022年7月からD4R用は「D4R専用タイプ」になっているので、購入時にタイプを選びましょう。自動車メーカー製の純正バラスト専用で、裏蓋が閉まるかは事前の寸法確認が必要です。
- メリット
- 純正バラストに挿すだけ
- 点灯直後から明るい
- 2年保証
- デメリット
- 裏蓋が閉まるか事前に寸法確認が必要
- 社外バラストは動作保証外
4位:日本ライティング H4 LEDヘッドライト ハイスペックモデル(WL004)
設計・製造・販売を自社で行う日本ライティングのH4用LEDです。同社の適合表で、L375S・LA600Sのハロゲン車のヘッドライトH4が「●」になっています。
- メリット
- 全工程国内製造
- 同社の適合表でL375S・LA600Sのハロゲン車が●
- 2年保証
- デメリット
- ¥25,150と高め
- HID車・LED車の行は同社の表に無い
ハイビームHB3も替えるなら:HID屋 Mシリーズ Premium(HB3)
L375Sの純正HID仕様車と、LA600Sの純正LED仕様車はハイビームがHB3(9005)で、HID屋の適合表では「○」です。ロービームが白いのにハイビームだけ黄色いハロゲン、という色の差をなくせます。HB3とHB4は付属のOリングを付け替える兼用品です。HB3の選び方はHB3 LEDバルブの選び方で解説しています。
フォグをLED化するなら:HID屋 Vシリーズ 2色切替
白と黄色を1本で切り替えられるフォグ用LEDです。L375SのH8、LA600SのH16のどちらにも対応するモデルがあります。ただしHID屋の適合表ではタントのフォグ欄に商品リンクがないため、購入前にHID屋へ適合を確認してください。フォグの選び方はLEDフォグランプの選び方・H8フォグランプのLED化も参考にしてください。
HIDのまま新品にしたい方へ:HID屋 HIDバルブ D4
L375Sの純正HIDは年数がたつと暗くなり、色も青紫に寄っていきます。LEDにせず純正HIDのまま明るさを戻したいなら、バルブの新品交換が安上がりです(D4S/D4R・¥5,900・1年保証)。製品ページの主な適合車両にもタントL375S・L385Sが載っています。規格の違いはHIDバルブの選び方で解説しています。
※スペック・価格・評価は各社公式サイトの掲載値(2026年9月時点)。
タントのヘッドライト交換手順
- 準備:エンジンとライトを切り、ボンネットを開けてヘッドライト裏の防水カバーを外す
- 外す:コネクターを抜き、バルブを反時計回りに回して取り出す
- 付ける:LEDを差し込んで固定し、コネクターをつなぐ。防水カバーが閉まるか確認
- 確認:ロー・ハイの切り替えと左右の明るさ、壁に当てたカットラインを確認。L375SのHID仕様車は作業前に必ずバッテリーのマイナス端子を外す(点灯時に高電圧がかかる)
H4はバルブを押さえている留め金(スプリング)を外してから抜きます。手が入りにくい場合は無理をせず、整備工場やカー用品店に任せましょう。交換後は光軸調整も確認してください。作業の流れはヘッドライトバルブの交換方法でも解説しています。
LEDにしても暗いと感じる場合は、レンズの黄ばみ・くもりが原因のことがあります。ヘッドライトの黄ばみの取り方やヘッドライト磨きのやり方、ヘッドライトクリーナーおすすめも参考にしてください。
タントのLED化と車検
ヘッドライト・フォグの車検基準(細目告示 第198条・第199条)
📘 一次ソース(国土交通省)
明るいLEDほど、光軸がずれていると対向車の眩惑につながります。フォグの色は左右同じにそろえましょう(フォグランプの車検基準)。
【Q&A】タントL375S・LA600Sのヘッドライトでよくある質問
- タントのロービームもLEDにできますか?
ハロゲン仕様車はできます。H4は1本にロービームとハイビームの両方が入っているので、H4用LEDに替えればロー・ハイが同時にLEDになります。HID屋の適合表でもロービーム欄のH4が「○」です。
- L375Sの純正HID車はLED化できますか?
できます。ロービームはD4Rで、HID屋の適合表で「○」です。純正バラストに挿すD4R用LED(HID屋 Dシリーズ D4R専用タイプ)を使います。ハイビームのHB3も「○」です。
- LA600Sの純正LED車は明るくできますか?
ロービームは純正LEDで交換対象外ですが、ハイビームのHB3はHID屋の適合表で「○」です。フォグがH16のグレードなら、フォグもLEDに替えられます(HID屋の表では商品リンクがないため要確認)。
- フォグはH8とH16のどちらですか?
L375S・L385SはH8、LA600S・LA610SはH16です。境目の年式や中古車は、バルブを抜いて刻印を確認してください。
- 片側だけ交換してもいいですか?
おすすめしません。色と明るさに左右差が出るので、左右セットで交換しましょう。
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まとめ
- ハロゲン仕様車(L375S・LA600S):H4(Hi/Lo一体)→ 1本でロー・ハイ両方がLEDに。HID屋 Mシリーズ H4(予算重視ならSE H4)
- L375S 純正HID仕様車:ロービームD4R → HID屋 Dシリーズ。ハイビームHB3も交換できる
- LA600S 純正LED仕様車:ロービームは交換対象外。ハイビームHB3 → HID屋 Mシリーズ
- フォグ:L375SはH8、LA600SはH16。HID屋の表では商品リンクがないため要確認
- 最新のLA650S(R1.7〜)は条件が大きく違います(タントLA650Sのヘッドライト)


