アルファードは世代とグレードでヘッドライトの仕様がまったく違います。HID屋と日本ライティングの車種別適合表を見ると、10系・20系はロービームもLED化できます。10系のハロゲン車はH4(ハイ・ロー一体)、10系・20系のHID車は純正バラストに挿すD2R・D2S・D4S用のLEDが使えます。一方、30系・40系はロー・ハイとも純正LEDで、バルブ交換できるのはフォグだけです。
この記事では、世代ごとのバルブ形状を1枚ずつのカードにまとめ、バルブの種類ごとにおすすめのLEDを紹介します。
【結論】アルファードは世代でこう選ぶ
→ HID屋 Mシリーズ H4(¥10,780)
→ HID屋 Dシリーズ(純正バラストに挿すだけ・¥10,680)
→ HID屋 Vシリーズ 2色切替(¥9,860)
アルファード全世代のバルブ形状【世代別早見表】
10系 前期(H14.5〜H17.3)ハロゲン車
- ヘッドライト
- H4 ○
(1本でハイ・ロー両方) - フォグ
- H3 または H3d
- おすすめ
- H4用LED
10系 後期(H17.4〜H20.4)HID車
- ロービーム
- D2R・D2S ○(純正HID)
日本ライティングの表ではマルチリフレクター車D2R・プロジェクター車D2S - ハイビーム
- HB3 ○
- フォグ
- HB4
- おすすめ
- D2R/D2S用LED/HB3・HB4用LED
20系(H20.5〜H26.12)HID車
- ロービーム
- D4S ○(純正HID)
- ハイビーム
- HB3 ○
- フォグ
- 前期HB4・後期(H23.11〜)H11
- おすすめ
- 20系の詳しい記事
30系(H27.1〜R5.5)
- ロービーム
- 純正LED(バルブ交換不可)
- ハイビーム
- 純正LED(バルブ交換不可)
- フォグ
- 前期ハロゲンフォグ車:H16
前期LEDフォグ車・後期:純正LED - おすすめ
- 30系の詳しい記事
40系(R5.6〜)
- ロービーム
- 純正LED(バルブ交換不可)
- ハイビーム
- 純正LED(バルブ交換不可)
- フォグ
- L1B
- おすすめ
- L1Bは要確認
出典:HID屋 車種別適合表(アルファード)/日本ライティング 適合情報(アルファード)。フォグは両表とも製品の記載がない行があり、「○」を付けていません。「○」は適合製品があるもの。同じ年式でもグレードで仕様が違うので、購入前にバルブの刻印で確認してください。
日本ライティングの適合表では、10系・20系のロービーム(D2R・D2S・D4S)がLED「×」になっています。これは同社にD2R・D2S・D4S用のLEDが無いためで、同社の表でもHIDバーナーは「●」です。HID屋の適合表では、これらのロービームに「○」が付いています。
10系ハロゲン車のH4は、ハイビームとロービームを1本でまかなうバルブです。H4のLEDに替えればハイ・ローが同時にLEDになります。30系・40系の「×」は、純正LEDで差し替えるバルブが無いという意味です。
▶ 自分のアルファードの世代・仕様を見分ける方法(タップで開く)
- 車検証の型式を見る。ANH1#・MNH1#・ATH1#なら10系、ANH2#・GGH2#・ATH2#なら20系、AGH3#・GGH3#・AYH3#なら30系、AAHH4#・AGH4#なら40系
- 同じく初度登録年月で前期・後期を確認する(10系はH17.4、20系はH23.11、30系はH30.1が境目)
- 10系は夜にライトを点ける。黄色っぽい光がすぐ点けばハロゲン(H4)、青白く数秒かけて明るくなればHID
- フォグはバルブ根元の刻印(「H3」「HB4」「H11」「H16」など)で確定させる
世代別に見るLED化のポイント
10系(H14.5〜H20.4):ハロゲン車はH4、HID車はD2R・D2S
前期のハロゲン車はH4で、1本でハイ・ローの両方を替えられます(日本ライティングの表でもH4は「●」)。HID車はロービームが前期D2R、後期D2RまたはD2Sで、ハイビームはHB3です。フォグは前期がH3またはH3d(HID屋の表で2種類)、後期はHB4です。日本ライティングの表では、H3のフォグは同社製品が「×」、後期のHB4は「●(コーナーセンサー付車は別途オプションパーツが必要)」となっています。H3・H3dのフォグ用LEDはどちらの表にも製品の記載がないので、要確認です。
20系(H20.5〜H26.12):ロービームD4Sもハイビームも交換できる
全グレードが純正HID(D4S)で、ハイビームはHB3、フォグは前期HB4・後期H11です。箇所ごとのおすすめ4選と交換手順はアルファード20系のヘッドライトLED化で詳しく解説しています。
30系(H27.1〜R5.5):ヘッドライトは純正LED、フォグH16だけ交換可
ロー・ハイとも純正LEDで、バルブ交換はできません。前期のハロゲンフォグ装着車だけ、フォグH16をLEDにできます。前期LEDフォグ車と後期は、フォグも純正LEDです。詳しくはアルファード30系のヘッドライト・フォグの記事で解説しています。
40系(R5.6〜):ヘッドライトは純正LED、フォグはL1B
HID屋の適合表ではロー・ハイが純正LED、フォグがL1Bです(製品の記載はなし)。日本ライティングの表には40系の掲載がありません。HID屋にはL1B用のLEDフォグがありますが、2026年9月時点で各製品の対応車種一覧に40系アルファードは載っておらず、製品ページには「トヨタ、レクサスの純正バイカラーLEDフォグランプ搭載車両では装着できません」とあります。40系で使えるかは要確認なので、購入前にHID屋へ問い合わせてください。
バルブの種類別おすすめLED
H4(10系ハロゲン車):HID屋 LEDヘッドライト Mシリーズ Premium H4
1本でハイ・ローを切り替えるH4用のLEDです。10系前期のハロゲン車なら、これ1セットでヘッドライトのハイ・ロー両方がLEDになります。公式ストアの評価は★4.85(559件)。H4の種類と選び方はH4バルブの種類、比較はH4 LEDバルブおすすめ4選で解説しています。
- メリット
- 1セットでハイ・ロー両方がLEDに
- 明るさと価格のバランスがよい
- 2年保証
- デメリット
- ファンの分、後ろが長い
- 消費電力は55W
安く済ませたいなら、ファンレスのHID屋 SE H4(¥5,980・2年保証)もあります。日本製にこだわるなら、日本ライティングのH4 ハイスペック(WL004)が同社の表で10系ハロゲン車に「●」です(Lo 5,000lm/Hi 7,000lm・2本分、¥25,150)。
D2R・D2S・D4S(10系・20系のHID車):HID屋 LEDヘッドライト Dシリーズ
純正バラストのソケットに挿すだけで、純正HIDのロービームをLED化できます。点灯直後から明るさが最大になります。10系のD2Rは、2022年7月から「D2R専用タイプ」になっているので購入時にタイプを選びましょう。製品ページの「不適合が分っている車種」にアルファードは載っていませんが、裏蓋が閉まるかは車種ごとに確認が必要です。詳しくはD2R LED化・D4S LED化の記事で解説しています。
- メリット
- 純正バラストに挿すだけ
- 点灯直後から明るい
- 2年保証
- デメリット
- 裏蓋が閉まるか事前に寸法確認が必要
- 社外バラストは動作保証外
LEDにせず純正HIDのまま明るさを戻したいなら、HIDバルブの新品交換が安上がりです。HID屋のHIDバルブはD2(¥4,930)とD4(¥5,900・1年保証)があります。規格の違いはHIDバルブの選び方で解説しています。
HB3・HB4(10系・20系のハイビーム、10系後期・20系前期のフォグ):HID屋 Mシリーズ Premium
HB3とHB4は兼用品で、付属のOリングを付け替えて使います。10系・20系のハイビームHB3と、10系後期・20系前期のフォグHB4を同じ製品で揃えられます。20系後期のフォグH11も同じシリーズにあります。
- メリット
- HB3・HB4を1製品で揃えられる
- 明るさと価格のバランスがよい
- 2年保証
- デメリット
- ファンの分、後ろが長い
- 消費電力は55W
日本製を選ぶなら、日本ライティングのHB3/HB4 ハイスペック(WL013)が同社の表で10系・20系のハイビームHB3に「●」です(6,400lm・2本分、¥23,960)。
フォグ(HB4・H11・H16):HID屋 LEDフォグランプ Vシリーズ 2色切替
白と黄色を1本で切り替えられるフォグ専用のLEDです。10系後期・20系前期のHB4、20系後期のH11、30系前期(ハロゲンフォグ車)のH16に対応しています。雨や霧の多い地域なら黄色に切り替えられると便利です。
- メリット
- 白・黄を1本で切り替えられる
- HB4・H11・H16に対応
- 2年保証
- デメリット
- ファン付きで後ろが長い
- H3・L1Bには対応していない
日本製なら、日本ライティングのH8/H9/H11/H16 ハイスペック(WL010)が同社の表で20系後期のH11・30系前期のH16に「●」です(コーナーセンサー付車は別途オプションパーツが必要との注記あり)。
L1B(40系のフォグ):要確認
HID屋にはL1B用のLEDフォグが3製品ありますが、2026年9月時点で対応車種一覧に40系アルファードの記載がありません。日本ライティングの表にも40系の掲載がないため、この記事では製品を挙げていません。購入前に各社へ適合を確認してください。
※スペック・価格・評価は各社公式サイトの掲載値(2026年9月時点)。
アルファードのヘッドライト交換手順
- 準備:エンジンとライトを切り、ボンネットを開けてヘッドライト裏の防水カバーを外す
- 外す:コネクターを抜き、バルブを反時計回りに回して取り出す
- 付ける:LEDを差し込んで固定し、コネクターをつなぐ。防水カバーが閉まるか確認
- 確認:ロー・ハイの切り替えと左右の明るさ、壁に当てたカットラインを確認。HID車(10系・20系)のロービームは、作業前に必ずバッテリーのマイナス端子を外す(点灯時に高電圧がかかる)
H4は留め金(スプリング)で固定するタイプなので、外すときに無理な力をかけないようにしましょう。フォグはバンパー裏にあり、タイヤハウスのインナーカバーをめくって作業します。交換後は光軸調整も確認してください。
LEDにしても暗いと感じる場合は、レンズの黄ばみ・くもりが原因のことがあります。ヘッドライトの黄ばみの取り方やヘッドライトクリーナーおすすめ10選も参考にしてください。
アルファードのLED化と車検
ヘッドライト・フォグの車検基準(細目告示 第198条・第199条)
📘 一次ソース(国土交通省)
【Q&A】アルファードのヘッドライト適合でよくある質問
- アルファードのロービームはLEDにできますか?
10系・20系はできます。10系ハロゲン車はH4(1本でハイ・ロー両方)、10系HID車はD2R・D2S、20系はD4Sで、純正バラストに挿すLED(HID屋 Dシリーズ)を使います。30系・40系はロー・ハイとも純正LEDで、バルブ交換はできません。
- 日本ライティングの表でロービームが「×」なのはなぜ?
10系・20系のHIDは、同社にD2R・D2S・D4S用のLEDが無いためです(HIDバーナーは●)。30系は純正LEDで差し替えるバルブが無いためです。
- 30系のロービームは純正HIDですか?
いいえ。HID屋・日本ライティングどちらの表でも、30系は前期・後期ともロー・ハイが純正LEDです。
- フォグの規格は世代でどう違いますか?
10系前期がH3またはH3d、10系後期と20系前期がHB4、20系後期がH11、30系前期のハロゲンフォグ車がH16、40系がL1Bです。30系の前期LEDフォグ車・後期は純正LEDです。
- 40系のフォグL1BはLEDにできますか?
HID屋にL1B用のLEDフォグはありますが、2026年9月時点で対応車種一覧に40系アルファードの記載がありません。購入前にメーカーへ適合を確認してください。
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まとめ
- 10系:ハロゲン車はH4(ハイ・ロー一体)→ Mシリーズ H4。HID車はD2R・D2S → Dシリーズ、ハイビームHB3
- 20系:ロービームD4S・ハイビームHB3・フォグHB4/H11 → 20系の記事
- 30系:ヘッドライトは純正LED。前期ハロゲンフォグ車のH16だけ → Vシリーズ 2色切替
- 40系:ヘッドライトは純正LED。フォグL1Bは要確認

